事業再生
経営者にとって、会社の資金繰りが厳しくなったときに、銀行から新たに融資を受ける、知人・友人・取引先などから借り入れをする等により資金を調達し、資金繰りを付けることになります。
しかし、思うように資金の調達ができなかった場合、いわゆるリスケジュールなどにより何とかやり繰りしていくことになります。
このリスケをしている間に、きちんと経営を建て直し、資金繰りを正常化することができなければ、数ヵ月後にはふたたび資金繰りに窮するようになります。
そのような中で、資金が底を尽くまで頑張るというのは、事業家としてある種立派な心意気であると思いますが、結果として最後まで支援をしてくれた取引先や金融機関、付いて来てくれた従業員に対してより大きな迷惑をかけることになってしまいます。
早め早めの対応により、取引先・従業員・金融機関に対してなるべく迷惑をかけないようにすることこそが、もう一度再起を図るうえで大変重要なことです。
- 有用な経営資源を有しながら過大な債務を負っている事業者について、債務を整理する等財務の再構築を図る
- 事業の見直しや再構築により十分な事業利益の確保を図ること等により、事業が競争力を回復し持続可能になる